葉巻とは一体どういったものなのか?

2020年05月16日

葉巻は映画の中などで見かける、優雅な男性の楽しみとして知られているのではないでしょうか。
この葉巻というのはタバコの形状の1つで、紙で巻かれたタバコと同じ葉を使って作られています。
近年では葉巻ではなく、シガーと呼ばれることも多くなっているようです。

葉巻はタバコの葉を筒状に巻いて作られています。
タバコの加工技術としては最古のものとされ、古代中米での喫煙方法として行われました。
タバコと違い植物の葉を細かく裁断せずに、大きなままのものを何枚か使ってトルセドールという葉巻職人の手で特別な巻き方で作られるのです。
巻く時に使われるのは糊だけですが、この糊すら使われないプレミアムシガーはタバコの葉を100%使用して作られています。

葉巻の場合、紙で包むこともなくフィルターもありません。
燃焼時間は一般的なコロナサイズのプレミアムシガーで40分から1時間、大きなチャーチルサイズやダブルコロナサイズになると1時間から2時間にも及びます。
原材料となるタバコの葉は熱帯地域を中心に栽培されています。
有名なところではキューバのハバナやドミニカ共和国、そのほかにもフィリピンやインドネシア、ニカラグア・エクアドル・アメリカ合衆国のコネチカットやフロリダでも栽培されています。

葉巻はプレミアムシガーとドライシガーの一部で、吸い口部分がキャップと呼ばれる葉で閉じられているので、吸うときには吸い口部分を切る必要があり、ハサミやシガーカッターなどの喫煙道具を用います。
これらの道具で切るカット方法にはフライトカットやバンチカット、それにVカットという種類があります。
味は原材料によっても違いが出るほか、葉の下準備や熟成工程・葉巻を巻く環境や技量などによっても異るようです。

バーなどでドリンクを楽しみながら、おいしい料理を堪能したあとに葉巻をくゆらせる場面は映画のワンシーンを思わせます。
バーではスコッチやバーボン、コニャック・カルヴァドス・ラムなどと組み合わせることが好まれ、またコーヒーやチョコレートなどとの相性も良いです。
では健康への影響はどうなのでしょうか。

葉巻の健康への影響は?

葉巻はタバコよりも健康に影響が少ない嗜好品と噂があります。
ですが、本当に身体への害がないのでしょうか。
タバコの害として最も知られているのは、ニコチンやタールです。
これらの有害物質が肺に吸い込まれることで、人体に良くない影響が出てしまいます。

ニコチンやタールは料理やアルコールなどのドリンクと一緒に、肺だけでなく消化器官へも流れ込みます。
葉巻は深く吸い込まずに吹かすものなので、肺に影響が出難いと思われています。
ですが、葉巻もタバコと同様の害を人体に及ぼす嗜好品です。
ニコチン依存症や発ガンの可能性が低いものではありません。

葉巻の場合はニコチンを肺ではなく、口や鼻の粘膜から直接吸収することになります。
ニコチンという成分はタバコの葉に含まれる有害物質で、自然由来の神経毒性が強いものになります。
紙巻タバコはタバコの葉を細かく刻んであるために量は少ないですが、葉巻は全体が葉でできている上に太さや長さがタバコよりも大きいことを考えてください。
それだけ含まれているニコチンの量も多くなるのです。

タールも同様に、紙巻タバコよりも葉巻に含まれる量は多くなります。
タールは粘着性のある有毒物質で、肺に付着して長期間体内に残ります。
ちなみに、タバコ自体には4000種類以上の化合物が含まれ、その中の200種類が人体に有害であるとの報告があります。
そのほか、一酸化炭素は葉が不完全燃焼を起こした時に発生し、無色・無臭・無刺激なため知らないうちに吸い込んで体内で無酸素状態に陥る危険性があります。

葉巻を楽しまれるならば吸われるご自身だけでなく、一緒に暮らす家族や同じ場所にいる人の健康にも影響を与える副流煙を発生させることも頭に入れておく必要があるでしょう。